JRグループ、2023年春のダイヤ改正情報ピックアップ(近畿)
来春実施されるJRのダイヤ改正の情報が発表されました。
ダイヤ改正日は2023年3月18日(土曜日)。ここではJR西日本エリア・近畿エリアの気になった部分を取り上げます。
大阪駅(うめきたエリア)開業
近畿エリアで、次のダイヤ改正での一番の目玉は、この大阪駅地下ホームの開業ではないでしょうか。 東海道線支線地下化と同時に、新駅の設置が進められていたこの工事。2020年には、仮称だった「うめきた駅」から、正式に「大阪駅」になることが決まり、既存の大阪駅と連絡通路が設けられることも発表されていましたが、いよいよ開業の運びとなったようです。 今回の新ホームの開業に伴い、同線を走っている特急「はるか」と「くろしお」も停車するほか、おおさか東線のすべての列車も大阪駅まで運転するとのこと。これにより、特急を利用した和歌山・関西空港から梅田へのアクセスは、格段に向上することになりそうです。 なお、今回のダイヤ改正の情報には載っていませんでしたが、大阪駅地下ホームの開業により、「うめきた地下口」と「西口」の改札口が新しく供用を開始します。「うめきた地下口」は、地下ホームの直上に、「西口」は既存の大阪駅のホームから西へ進んだところに建設中の、新駅ビルの下にそれぞれ設置されます。また、「うめきた地下口」と「西口」は地下の連絡通路で結ばれるとのことです。 ちなみに、現在の建設状況です。2022年12月15日に取材しました。 既設の大阪駅ホームから、新設される西口へと続く通路は、屋根の設置まで完了していました。 こちらは、うめきたエリアを望む写真です。 画像の中心から、少し右の赤い囲いで囲まれた建物の位置が、地下ホームと「うめきた地下口」になります。 周辺のビルの建設も進んでおり、画像の一番左端に見える建物が新駅ビル、その右横の大きな建物が南街区の賃貸棟・西棟となっています。(情報元:JR西日本の公式サイトと、建設中うめきた2期地区開発プロジェクトの公式サイトの情報)おおさか東線の運用
先の項目でもお伝えしたように、おおさか東線の全列車が大阪駅の地下ホームに乗り入れることが発表されました。 これ以外に、おおさか東線では、直通快速の運用に変更があって、車両の話では、「7両編成から座席数の多い8両クロスシート車両に変更」という記述があり、おおさか東線と大和路線から207系と321系が撤退となるようです。ちなみに、8両クロスシート車両は、同線に221系が入っていることから、この車両が新しい直通快速の運用に就くものと思われます。また、運用の話では、直通快速が新たに「JR淡路駅」に停車するとのことです。大阪駅を発着する特急「ひだ」にHC85系を投入
JR東海で運用されている特急「ひだ」は、85系気動車からHC85系に置き換えられていますが、このたび、大阪駅に乗り入れる列車も、HC85系に置き換えられるそうです。それにしても、この情報がJR西日本のニュースリリースに出てくるとは予想していませんでした。その他
新快速のAシートを併結した列車の本数が増えるそうです。ニュースリリースには、「新快速Aシート車両の新製投入」とありますが、これまでは、既存の車両を改造して運用していましたが、今回はAシートの専用車両を新造するのでしょうか。動向に注目です。 奈良線の複線区間が増えるそうです。これによる時間短縮に期待ですね。参考記事
2023年春ダイヤ改正について https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/12/page_21495.html つながる、はじまる!NEWネットワーク 大阪駅(うめきたエリア)開業に伴う運行体系等について https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/12/page_21454.html関連記事